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洋食とフランス料理BITOKES ~大映通りにあるカジュアルだけど本格的なビストロ

京福電鉄難読駅名が多いことで知られていますが、そのうちの二駅「太秦広隆寺(うずまさこうりゅうじ)駅」と「帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅」の間をつなぐのが全長約600mの「大映通り商店街」。そんな大映通り商店街の真ん中あたりに昨年オープンした「洋食とフランス料理BITOKES(ビトク)」は、土曜日の夕方に通りかかると、ワイン片手にお料理を囲むお客さんで賑わっていて、とても気になっていました。今回は平日にランチをいただきましたのでご紹介します。(2024年7月25日訪問)

 

 

洋食とフランス料理BITOKESの場所

https://maps.app.goo.gl/kptVJTzDDAHrDieR9

 

洋食とフランス料理BITOKESの行き方

京福電鉄 帷子ノ辻駅から徒歩3分

                  撮影所前駅から215m

 

今回のスタートは京福電鉄帷子ノ辻駅



改札を出て南へ向かうとすぐ三条通に出ます。信号を渡ると、大映通り商店街の入口です。

 

大映通り商店街とは

戦後、大映撮影所(現在は跡碑)、東映撮影所、松竹撮影所とともに発展した「大映通り商店街」は、約600mの間に、食料品や装飾品を販売しているお店の他、理髪店、書店、居酒屋等色々なお店が立ち並ぶ商店街です。映画が一番の娯楽だった昭和の頃は、撮影の合間にスターが衣裳のままで商店街を歩いていたなど、様々な映画にまつわるエピソードが息づき、『キネマストリート』とも呼ばれ親しまれています。そんな商店街には、映画のカメラをモチーフにした街灯や約5メートルの高さの大魔神のほか、年代物の手回し映写機や昔の台本などを展示しているキネマ・キッチンなどがあり、歩くだけで昭和のキネマ時代にタイムスリップしたような気分になります。

 

さて、さきほどの大映通り商店街の入口から100mほど歩くと、「キネマのまち太秦のシンボルに」と修復された約5mの「大魔神」が凛々しい姿で仁王立ちし、出迎えてくれます。

大魔神像から更に150mほど大映通りを進むと、chokoZAPの向かいにあるのが「洋食とフランス料理BITOKES」です。

 

クリーム色の壁が可愛い入口を入ると、店内は空間を広くとり、家具もシックな色合いなので、すっきりと落ち着いた印象。

 

洋食とフランス料理BITOKESとは

同店は、昨年オープンし、親しみのある洋食と伝統的なフランス郷土料理を提供されています。カジュアルだけど本格的な料理が楽しめる、皆様に愛されるお店にしたいと思っているそう。

BITOKESという店名は「フランス風ハンバーグ」という意味で、「洋食とフランス料理」というお店のコンセプトにぴったりということで、この店名にされたとか。



季節の素材を生かした本格的なお料理

ランチメニューはA(1800円)とB(2800円)があり、今回は欲張ってAにエビフライ(一尾300円)を追加しました。

 

まずは季節のサラダ。全体的に優しい酸味が効いた食べやすい味です。キャロットラぺ左のタブレは、クスクスの粒々とした食感が楽しい一品。クスクスとはデュラム小麦粉を原料とした世界最小のパスタで、タブレはクスクスを材料としたフランスのお惣菜の一つです。

キャロットラぺ、タブレの他、ズッキーニとシメジのソテーも入っていて、ボリュームたっぷりの一皿。サラダだけでも結構食べ応えがありました。

 

次に提供されたトウモロコシの冷製ポタージュは、トウモロコシの甘みが濃く、夏にぴったりの爽やかなお味でした。クルトン替わりのポップコーンがいい仕事しています。

 

メインはBITOKES特製のハンバーグにエビフライを追加しました。

ハンバーグはふっくら柔らかく、お肉がみっちり詰まっていて、厚みが4~5㎝はあるでしょうか?表面を焼いた後にオーブンでじっくり中まで火を通しているそう。肉汁とうま味がしっかり閉じ込められていました。デミグラスソースは甘めでコクがあり、ごはんによく合う味でした(パンも選べます)

追加のエビフライも思ったより大きくて、衣がサクサク、タルタルソースが酸っぱすぎず食べやすい味で、これもごはんによく合います。付け合わせは伏見唐辛子のソテー、ボイルしたカボチャ、マッシュポテト。お腹いっぱいになりました。

 

最後にコーヒーか紅茶が選べます。私はホットのストレートティーにしましたが、これが他では味わったことのない、夏らしい爽やかな香りです。「ムレスナティーハウス京都」というお店の「サブリナの瞳」という素敵すぎる名前のフレーバーティーだそう!ワインの香りをベースに、ローズとジャスミンの香りをブレンドしています。「季節に合わせて紅茶の種類も変えています。次はどんなフレーバーにしよう?と今から考えています」と店主さん。また他の季節にも行きたくなりますね。

フレーバーティー「サブリナの瞳」の業務用大袋の写真を撮らせていただきました。

 

家族で作り上げる本格的な味をテイクアウトでも

お店のInstagramプロフィール画像や、メニューの看板に登場する、ちょっとぽっちゃりしたシェフのイラストがとても可愛くて、店主さんがモデルでは?と思い、お尋ねしました。

「特にモデルがある訳ではなく、妻が描いた『食いしん坊シェフ』をイメージしたキャラクターなんです。ま、僕も食いしん坊シェフなんですけどね」と照れ笑いされた店主さん。

 

Instagramに添えられた文章からも、ご家族で協力しながら真摯に料理に向き合われている様子が伺えました。

そして、この本格的なお料理のいくつかはテイクアウトも出来るそうです。(写真左側にテイクアウトメニューが記載されています)

 

今回は洋食がメインのランチをいただきましたが、次は是非、ディナーでアラカルトメニューもいただき、フランスの郷土料理の味を楽しみたいと思いました。

 

大映通り商店街聖徳太子ゆかりの広隆寺太秦映画村も徒歩圏内ですし、京福電車で嵐山駅からも5駅、10分ほどですので、近くへ観光の際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

近くには古墳もあります

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