京都おすすめ散歩道

定番から穴場まで京都のお散歩コースを地元民の視点からご紹介

祇王寺~奥嵯峨の竹林に佇む静寂の草庵  ①嵯峨嵐山駅から祇王寺まで

f:id:yomurashamroch:20211014141011j:plain

観光名所嵐山からほど近い奥嵯峨に、紅葉の名所として有名な祇王寺があります。すぐ近くの二尊院と並んで、紅葉の美しさは京都でも有数ですが、実は秋の紅葉だけでなく、他の季節にも息を飲むほどの神秘的な美しさがあります。

紅葉にはまだかなり早い10月初旬、そんな祇王寺の魅力を探りに訪ねてみました。

 

祇王寺の場所

goo.gl

 

祇王寺の行き方

・電車で

 ①JR嵯峨野線

   「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩25分

 ②京福電気鉄道

   「嵐山駅」下車 徒歩25分

 

・市バスで

 ①四条河原町から

  市バス11番(山越中町行)乗車(約50分)

  「嵯峨小学校前」下車 徒歩17分

 ②四条烏丸(阪急烏丸駅)から

  市バス91番(大覚寺行)乗車(約45分)

  「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩15分

 ③阪急嵐山駅から

  市バス28番(大覚寺行)乗車(約10分)

  「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩15分

 

 

今回のスタートはJR嵯峨嵐山駅です。

f:id:yomurashamroch:20211009224932j:plain

改札口を出て、北口(右手)へ向かいます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009225134j:plain

コンビニの前を通って階段を降ります。

 

f:id:yomurashamroch:20211009225338j:plain

北口から西側(左)へ出ます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009225532j:plain

このゲートを出て北(右)へ向かいます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009225714j:plain

ゲートを出た所です。北(前方)へ向かいます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009230020j:plain

突き当りを西(左)へ曲がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211009230315j:plain

住宅街の間の道を200mほど西へ向かいます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009230440j:plain

ファミリーマートの角を北(右)へ曲がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211009230752j:plain

この道をまっすぐ北へ向かいます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009230938j:plain

突き当りは丸太町通です。

f:id:yomurashamroch:20211009231117j:plain

丸太町通の信号を北へ渡り、西(左)へ向かいます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009231452j:plain

丸太町通を120mほど西へ向かうと交差点があります。信号を渡りそのまま西へ向かいます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009231658j:plain

この日は嵯峨小学校のグラウンドを借りて、近所の嵯峨幼稚園の運動会が行われていました。感染防止のため、学年毎に入れ替え制で行われていたようで、校門付近は学校へ入る幼児と家族と、競技が終わって帰宅する幼児と家族でごった返していました。

長かった緊急事態宣言が明けて、運動会が行えた嬉しさが、子どもたちや保護者の表情から感じられた気がしました。秋晴れで良かったですね。

 

f:id:yomurashamroch:20211009232458j:plain

嵯峨小学校の前を西へ進むと信号があるので、このまま西へ渡ります。

 

f:id:yomurashamroch:20211009232814j:plain

60mほど進むと道が二手に分かれています。左へ進みます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009233135j:plain

このまま右側の市営住宅の前の道を進んでもいいのですが、左に曲がって竹林沿いの道を更に西へ進みます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009233353j:plain

竹林沿いの道です。向こうから人力車が来ます。緊急事態宣言中は観光客も少なく、人力車の車夫の方たちも暇そうでしたが、今日は何台もお客を乗せている方とすれ違いました。車夫の方も嬉しそうに生き生きと案内されていました。

 

f:id:yomurashamroch:20211009234051j:plain

右手に観光案内の案内板があります。祇王寺へもこのまま西へ進みます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009234235j:plain

道が三方に分かれています。案内板に従って、真ん中の道を北へ進みます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009234425j:plain

児童公園の横の道を北へ進みます。

 

f:id:yomurashamroch:20211009234634j:plain

左前方に「嵯峨野めぐり」の案内板が出ています。案内板に従って西(左)へ曲がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211009235222j:plain

紅葉はまだわずかですが、ススキが生えていて、ほんのり秋の気配です。

 

f:id:yomurashamroch:20211009235755j:plain

100mほど進むと右手の空き地の向こうに落柿舎が。この辺りは歴史的風土保存地区なのでしょうか。電柱も無く、一瞬、江戸時代にタイムスリップしたようなのどかな風景が広がります。

f:id:yomurashamroch:20211010110919j:plain

更に進むと案内板が。祇王寺へは北(右)へ曲がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211010111553j:plain

60mほど進むと道の左手に雑貨店があります。

ちょっと寄り道してこの店の前を東(右)へ曲がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211010111821j:plain

嵯峨天皇皇女有智子内親王墓があります。この辺りは皇室関係のお墓があちこちにあります。

 

f:id:yomurashamroch:20211010112106j:plain

落柿舎です。松尾芭蕉の弟子 向井去来の別荘として使用されていた庵です。「落柿舎」という名の由来は、庵の周囲の柿が一夜にしてすべて落ちてしまったことによります。芭蕉も3度訪れ滞在し、「嵯峨日記」を記した場所としても知られています。現在も庵には柿の木が何本もあります。

 

さて、元の道に戻って北へ向かいます。

f:id:yomurashamroch:20211010204848j:plain

案内板があります。祇王寺は出ていませんが、二尊院の近くなので二尊院を目指します。

 

f:id:yomurashamroch:20211010205109j:plain

嵯峨落柿舎北公衆トイレです。トイレも和風で趣きがありますね。

 

f:id:yomurashamroch:20211010205432j:plain

更に100mほど北へ進むと二尊院に着きました。非常に立派な門構えです。

嵯峨野巡りの主要スポットの一つで、秋の紅葉の美しさは大変有名です。紅葉の時期は多くの観光客で賑わいますが、今日はほとんど訪れる人はいませんでした。

f:id:yomurashamroch:20211010205814j:plain

二尊院を後にして、更に北へ進み、突き当りを左へ曲がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211010210022j:plain

道なりに右へ曲がります。結構な坂道で息が上がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211010210349j:plain

更に坂道を上り道なりに左へ曲がります。

 

f:id:yomurashamroch:20211010210529j:plain

坂道の先に小倉山が見えて来ました。更に坂を上ります。

 

f:id:yomurashamroch:20211010210752j:plain

小さく「祇王寺」と書かれた木の案内板がありました。もうすぐでしょうか。

案内板に従ってまっすぐ進みます。

 

f:id:yomurashamroch:20211010211003j:plain

坂道はまだ続きます。

右手には「檀林寺」の案内板があります。さらに坂道を登って行きます。

 

f:id:yomurashamroch:20211010213242j:plain

坂の途中、檀林寺の前あたりに、なぜか「祇王寺←→大覚寺 歩きマップ」という地図がありました。嵯峨、嵐山周辺にはたくさんの寺院がありますが、なぜこの二つの寺院を一緒に巡るのでしょうか?

 

 

f:id:yomurashamroch:20211010211516j:plain

急な坂を上り切った先に祇王寺がありました。竹林と青紅葉に囲まれたつつましやかな趣きある入口です。

 

祇王寺とは

f:id:yomurashamroch:20211010212047j:plain

祇王寺は往生院祇王寺と号する真言宗の寺院です。寺伝によれば、この地は平安時代に開創し、後に祇王寺と呼ばれるようになったそうです。

 平家物語によれば、祇王平清盛に寵愛された白拍子でしたが、若い仏御前の出現により清盛の心が離れてしまったので、母刀自(とじ)、妹祇女と共に出家し、当地に移り住みました。後に「いつかわが身も同じ運命」と悟った仏御前も旧怨を捨てた祇王母子に加わり、4人で念仏三昧の余生を送ったと伝えられています。

 現在の本堂は、明治28年(1895)に再建されたもので、堂内には、本尊大日如来像をはじめ、平清盛祇王ら四人の尼僧像を安置しています。

 

f:id:yomurashamroch:20211010212654j:plain

さっそく祇王寺に入って行きましょう。

こじんまりとした茅葺の門も苔むしていて、何とも趣きがあります。

 

ここから先は次回へ続きます。

www.yomurashamrock.me

 

嵯峨嵐山駅から徒歩25分は結構な距離ですが、道中には落柿舎周辺ののどかな田園風景や竹林、嵯峨野らしい閑静な住宅街やお土産物屋さんなどもあり、飽きることはありません。坂道を登ることもありますので、歩きやすい服装や靴でお越しください。

 

 

 

 

嵯峨嵐山周辺は他にもお散歩スポットがたくさんあります。

 

世界遺産天龍寺

www.yomurashamrock.me

 

 

渡月橋の西にある穴場スポット亀山公園↓

www.yomurashamrock.me

 

 

亀山公園の向かいにある絶景寺院 大悲閣千光寺↓

www.yomurashamrock.me

 

亀山公園の近くの日本画の美術館 福田美術館↓

www.yomurashamrock.me

 

福田美術館の近くの、百人一首日本画の美術館 嵯峨嵐山文華館↓

www.yomurashamrock.me

 

日本で唯一の髪の神社 御髪神社

www.yomurashamrock.me