京都おすすめ散歩道

定番から穴場まで京都のお散歩コースを地元民の視点からご紹介

2022-01-01から1年間の記事一覧

旧嵯峨御所 大覚寺大沢池 ~平安の雅を伝える日本最古の庭湖

京都でも有数の観光スポット「嵯峨嵐山」。神社仏閣が多数立ち並びますが、この「嵯峨」という地名に最も関係が深い寺院が大覚寺だと私は思います。というのも、大覚寺の山号は「嵯峨山」。大覚寺はこの嵯峨の地をこよなく愛した嵯峨天皇の離宮であった嵯峨…

渉成園 ~京都駅近くの秘密の名勝

渉成園は京都駅から徒歩10分ほど 東本願寺の東方約150mのところにある、ほぼ200m四方の広大な庭園です。四季折々の花が咲き誇り、国の名勝にも指定されている素晴らしい庭園ですが、京都人でも知る人ぞ知る穴場の名所です。 今回はちょうど桜が見…

京都御苑 ~桜や桃など春の花の饗宴

京都のセントラルパークとも呼ばれる京都御苑は、かつての天皇の居宅のあった京都御所を有する広大な公園です。都会の真ん中にありながら、驚くほど豊かな自然にあふれています。御苑内には桃林や梅林もあり、桜と同時期に桃の花も満開でした。その他にもた…

車折神社 ~桜色に染まる開運神社

三月も下旬になり、京都でも各地で桜の開花が伝えられていますが、一部を除き満開まではもう少しかかりそう…でも今日は快晴でじっとしていられない! そんな私が思い出したのが、ここ車折神社です。昨年嵐山の桜が満開の時に、ついでに見に行ったのですが、…

梅宮大社 ~猫好きが集まる安産と酒の神の社

おなじみの観光地 嵐山から桂川沿いを南東へ20分余り、松尾橋を東へ渡り、四条通を10分ほど歩いたところに梅宮大社はあります。境内には神社で飼っている多くの猫が暮らしていて、全国の猫好きが集まります。社名にもなっている梅の名所でもあり、そろそ…

護王神社 ~足腰の守護神「イノシシ神社」

京都御所の西に、イノシシが護る小さな神社があります。狛犬ならぬ狛イノシシ、手水舎にも「幸運の霊猪」やイノシシの大絵馬、水飲み場にもイノシシ像… コロナ禍で何かと気持ちも塞ぎがちですが、神社のあちこちに見られるイノシシに元気をもらえるかもしれ…

天龍寺と祇王寺 ~嵯峨嵐山 名残の雪景色

少しづつ春めく日も増えてきた2月下旬、嵯峨嵐山に雪が降った朝です。おそらく今年最後になるであろう雪景色を惜しみ、天龍寺と祇王寺を訪ねてみました。 天龍寺の場所 天龍寺の行き方 天龍寺とは 祇王寺の場所 祇王寺の行き方 祇王寺とは 天龍寺の場所 goo.…

北野天満宮 ~梅咲き誇る学業成就の神さま

北野天満宮は、菅原道真公をご祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社です。天神信仰の発祥の地であり、京都では親しみをこめて「北野の天神さん」「北野さん」と呼ばれています。 言わずと知れた学業の神様で、京都のみならず…

神泉苑 ~平安の雅を伝える京のパワースポット

京都への観光客が一度は訪れる「二条城」のすぐ南に位置する「神泉苑」。そのアクセスの良さの割に知名度はいま一つですが、国の史跡に指定されている美しい庭園であり、更に京都でも有数のパワースポットなのに、京都人にも意外と知られていません。今回は…

六波羅蜜寺 ~現世と来世の境目に出来た空也上人の寺

京都市 東山に位置する六波羅蜜寺は「六はらさん」と呼ばれる由緒ある寺院です。この辺りは鳥辺野(とりべの)に続く昔からの埋葬地であり、信仰の地でもありました。 約1000年ほど前の平安時代に、京都に流行り病が蔓延したため、空也上人が疫病退散の…

両足院 ②2022年新春特別公開 ~庭園や襖絵など  

京都を代表する花街 祇園 花見小路の南端に位置する建仁寺は、国宝 風神雷神図屏風や法堂の天井を彩る「双竜図」などで有名ですが、この建仁寺の塔頭寺院である両足院は通常非公開ですが、新春と初夏などに特別公開で庭園や襖絵などが楽しめます。 今回は冬…

両足院 ①毘沙門天堂 ~虎が護る祇園のパワースポット

京都を代表する花街 祇園 花見小路の南端に位置する建仁寺は、国宝 風神雷神図屏風や法堂の天井を彩る「双竜図」などで有名ですが、この建仁寺の塔頭寺院である両足院の境内に毘沙門天をまつるお堂があります。寅年にちなみ、毘沙門天の使い 虎のモチーフが…

松尾大社 ~京の西を守る白虎の社

2022年の干支は「壬寅(みずのえとら)」~厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージの年だそうです。 一方、京の都においては、方角を司る四神である北の玄武、東の蒼龍、南の朱雀、西の白虎が守護する「四神相応の地」として平安京…